SAKA-SAMA『君が一番かっこいいじゃん』
総評／おすすめ曲
2020年12月16日発売（TRASH-UP!! RECORDS）
正直言うとSAKA-SAMAは元々あまり好きなグループではなかった。
もちろん且つて楽曲派界隈(笑)に騒がれていたのは知っていたが、個人的にはピンと来なかった。
その後メンバー構成が崩壊し終了寸前まで追い込まれ、元ベルハーの朝倉みずほが加入してギリギリ2人組で活動しているというのは、風の噂程度には聞いていた。
ちなみに前作の『It’s A SAKA-SAMA World』もレビューしている。
奇しくもベルハーとの共通点を指摘しているのは、奇妙な符号と言うべきか。
そもそも今回改めてアルバム全曲を聞いてレビューしようという気になったのは、偶然にも新体制1周年ライブを見る機会に恵まれたからである。
2020.8.26 SAKA-SAMA「ここねんみずほのSAKA-SAMA1周年！」@渋谷GARRET
この熱量、実に素晴らしいライブと感嘆するほかない。
ライブアイドルの素晴らしさは、やっぱりライブにてその真価が問われるもの。
CD音源だけ聞いて、楽曲がどうのこうのと言っている輩には耳を傾ける必要なし。という自分もSAKA-SAMAに関してはその輩だったのだから猛省するしかないのだが。
昔から2人組アイドルというのは、初期の2&、TAKENOKO▲、初期のじゅじゅ、おやすみホログラム等々、一種独特の熱量高めのライブパフォーマンスが売りのグループが多い気がする。
ということで、改めてこの『君が一番かっこいいじゃん』だが、2枚組28曲入りという凄まじいボリュームのアルバムである。
曲数的にバラエティに富んでるかと思いきや、現在のグループのカラーを全面に押し出して、そのまま突っ走ったような作品である。
しかしベースはあくまでもライブパフォーマンス。上記のライブ映像を見てから、CD音源を聴くのが正統な楽しみ方というべき。
当然昔の曲の再録も多く含まれているが、今更ながらその楽曲群の素晴らしさに感動する。
個人的に好きなのは、20曲目のライト・ナウ!!
メンバー
寿々木 ここね（すずき ここね）3月13日 B型 リーダー
朝倉 みずほ（あさくら みずほ）1997年2月15日 O型 （サポートメンバーとして2019年8月17日加入 元BELLRING少女ハート、THE 夏の魔物、THERE THERE THERES）
収録曲
1. to the stars 04:29
2. わたしたちの地図 03:41
3. 夏休み縦断の恋 03:45
4. 変身 04:09
5. 朝日のようにさわやかに 04:40
6. 君が一番かっこいいじゃん 03:14
7. タイミング 03:04
8. マサカサカサマ 02:01
9. パルピテーション・パルプフィクション 02:54
10. 或る日の出来事 03:27
11. 空耳かもしれない 04:32
12. 終わりから 05:33
13. HEAVENLY BLUE〜ずっと傍にいたい〜 03:43
14. ひとりぼっちの地球人 03:57
15. 朝も夜も同じ 03:51
16. Melody 04:50
17. 可能性 05:05
18. おやすみジュディ 03:33
19. Ex/cla/ma/tion/!! 04:14
20. ライト・ナウ!! 02:41
21. SAMA-DREAMING 03:51
22. うぃんたー・まりん・すのー 04:41
23. 抱えきれないわ 02:49
24. 真夜中のスケッチ 04:41
25. ネズミの生活 03:25
26. 時々わたし 04:26
27. ダンスを止めるな 04:02
28. たんぽぽ 02:08